おれの包丁

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たまに、「何されてる方ですか?」って聞かれるんだけど、

僕はIT関係で、システム開発とかやってる人。

今料理とは無縁な仕事しとります。

料理と仕事、全然関係ないかと言えば、
そうでもない、、、




事もない。
大して関係ないよ。

あ、でも、技術系の探究心は
包丁研いでたりすると、結構満たされたりするかも。
男子は基本道具好きだしね。


んで、今回はおれの包丁を紹介するね。

あ、でも、必ずしもこれが全部必要なわけじゃないからね。

人による。
用途による。

それでも、、
それなりのものはあった方が、、ね。

そんな感じで。


まず左のが、柳刃。
いわゆる刺身包丁ね。
8寸(240ミリぐらい)。
家用にはこれぐらいが長さの限界だと思う。
ホントはもっと長いのがかっこいいけど、腕もないのに調子乗れないもんね。

そん次、薄刃。
野菜用の包丁ね。
これは和包丁の練習するために買ったやつ。
ぶっちゃけ全然牛刀のほうが扱いやすいんだけどね。
牛刀や家庭の文化包丁みたいな洋包丁は、ほとんどが両刃。
柳刃や出刃の和包丁は基本片刃。
片刃だと、切れ方に癖があるからまっすぐ切れないのね。
裏側(右利きなら左側」に切れ込んでいくように出来ててね。
だからこそ「むき」や「そぎ」や「刻み」なんかが上手に出来る。
まずは薄刃で大根の桂剥きが基本中の基本らしいよ。
だからおれもこれでしこしこ練習してるわけ。


そん次。出刃。5.5寸(165ミリぐらい)。
これは魚を捌くのにつかうやつね。
男子は一人一本はもっておいてほしいのがこれ。
少し大きめの魚になると、文化包丁や牛刀だと、骨を断ち切る時に必ず刃が欠ける。
でも出刃は、鉈と包丁の間ぐらい、ってのかな。
叩き切るのも、身おろしでスーッと切り込むのも出来る。
このサイズなら、そこそこから結構大型の魚まで捌けるからおすすめ。

そん次は牛刀。
これはニトリとかで1400円ぐらいで売ってたやつだけど
鋼をステンレスで割り込んで作ってあって
しっかり研ぐと結構しっかり切れる。
コスパは一番いいねこれ。
サンマやサヨリ、小アジ位ならこれ一本で十分。


包丁は、用途と鋼材。
この二つで選ぶんだけどね。
おれの包丁の鋼材は、牛刀以外は
白2鋼の霞仕上げ。

なんだそれ。

だよねぇ。

ちなみに「白2鋼」ってのはね、
鋼の種類で、日本刀でつかわれてる「玉鋼」を再現した鋼材。

白の他には、黄鋼、青鋼、銀鋼があるんだけど、
黄鋼は安いけど柔らかいのでしょっちゅう研がなきゃいけない。
青鋼は長切れするけど高い。
銀鋼は、よく切れる「ステンレス」。
唯一銀鋼だけは適当に扱っても錆びないし、すげぇよく切れるけど、なかなか高い。
そんな感じで。

数字は、
少ない方が「硬くよく切れるが欠けやすい」
多い方が「しなやかでかけにくい」
って感じらしいよ。

白2位が扱いやすく研ぎやすく、
そんなに高くないけどよく切れるから、
一番バランス取れてる。
板前さんとか魚屋さんでは一番使われてるみたい。

手抜きしても大丈夫なのは銀3、
ちゃんとやりたいなら白2、
って感じかな。。

あとは、霞と本焼きがあるんだけと、
霞は刃の部分は硬い鋼材、
ほかの部分は柔らかい鋼材を合わせてある。
本焼きは、全部が硬い一枚鋼。



改良霞→霞→本霞→本焼き

みたいな感じなんだって。